いろいろ負の感情が強くなってしまったので、ChatGPTにオススメの本を探してもらった。
たどり着いたのは、内田樹さんの「疲れすぎて眠れぬ夜のために」という本。
発売日が2007/9/25なので、20年ほど前の本だ。
内田樹さんは、自分の親世代にあたる。
高校を中退して東大に入った人。
神戸女学院大学の名誉教授。
これまで何度か、「内田樹の研究室」の記事を読んだことがあった。
http://blog.tatsuru.com/2025/12/24_0744.html
に、
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正直な人間は「理に合わないこと」に遭うと「アラーム」が鳴動する。
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とある。
自分の場合もそうだ。
たぶん、感性が似ているんだと思う。
市場シェア云々と言われて、親戚が競合他社に居てもシェアを奪いたいのか?と違和感があったし、椎名林檎のメロウの歌詞にあるように、世間に対して、
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お前が僕よりイッちゃっているんだ
狂っているーそうだろう?
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と、27歳の頃から思っている。
そういう違和感を、内田樹さんは、論理的に解説してくれる。
とても造詣が深い方だと思う。
合わない人もいると思うが、自分には合っていると感じる。
「疲れすぎて眠れぬ夜のために」は、まだ2章までしか読んでいない。
それでも、心に響く内容があった。
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「不愉快な人間関係に耐える」というのは、人間が受ける精神的ダメージの中でももっとも破壊的なものの一つです。できるだけすみやかにそのような関係からは逃れることが必須です。
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人間が仕事に求めているのは、突き詰めて言えば「コミュニケーション」です。ただ、それだけです。
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どちらも、人間関係に関することだ。
今までの仕事を振り返ってみると、イヤな気持ちになったのは、コミュニケーションが成立しなかったときだと思う。
でも、ここまでハッキリと断言した考えを見聞きしたのは初めてだった。
responsibilityという英単語がある。
責任という意味だが、responseが元になっている。
つまり、「応答する能力」=「責任」であり、コミュニケーションは、人間の生活に欠かせないことだと考えている。
今は、そういうことを知らない人が多い職場に居る。
逃れることが必須という考え方を知り、随分、心が楽になった。
そういう環境からは、積極的に逃げるのが正しいのだと、腑に落ちた。
何度も頼んで改善されないのなら、逃げ恥どころか、自分の感性の正常さを誇りとすべきだと思う。
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