社会人1年生向けの本らしいが、アラフィフの人生の分岐点について考えるうえで購入した。
まず、「あきらめれば 人生は何とでもなる」ということを考えたことがなかった。
「あきらめる」を「明らめる」と考えるのは、とても良い考え方だ。
正しい現状認識は、非常に重要だと思う。
絶望を感じるときほど、冷静に現状分析するのは難しい。
この言葉を覚えているだけで、いろんな苦難で役に立つと思う。
でも、何とでもなるわけじゃないでしょ。
「失敗したらどうしよう、という不安は 幸福度を上げるチャンスだと捉えてみる」ということも考えたことがなかった。
自分はルーチンワークが好きじゃないので、新しいチャレンジは好物だ。
それでも、50年生きていても、生活がかかるとなると不安にさいなまれる。
お金に苦労していないから言えることなんだろうな。
「人生の幸福度は 喜怒哀楽 の総量で決まる」というのは、少し分かる気がする。
苦しかった思いは、人生の限界突破につながるし、嬉しいことがあるから生きていられるのだと思う。
「自分の脳がフル回転して自分の知識や経験を検索し、それを総合的に計算して出した最適解──それが直感」というのは同感。
ただ、自分の知識や経験が浅い場合は、当てずっぽうだけど。
「人生は偶然と運。」
まあ、そうかもな、と思う。
ほとんど、たまたま偶然に近いことだらけ。
偶然の一致、みたいなことは、しばしばあった。
「でも環境に適応できなければ、何をどう頑張っても花は咲きません。それがわかったら、咲けそうな場所に移ったほうがいいに決まっています。」
は、本当に、そう思う。
で、著者は違う場所に移った経験あるのかな???
「人間の歴史を振り返れば、経済成長なしに人心が豊かになったことなどありません。」
は間違いじゃないかな?
江戸時代は、ほぼゼロ成長なはず。
完全に金持ちのロジックと感じ、気分が悪くなった。
保険マンの金銭感覚はヤバイな。
氷河期の気持ちは分からないんだろう。
お金の話は、全く同意できない。
第3章は不快だったので読み飛ばした。
与えられた職務を確実に実行するには、「できないものはできない」と伝えることが大切なのです。
その通りなんだが、伝えても理解できない無能な人は、そこそこ多いんだけど。
無能な人に囲まれた状況だと、この本のアドバイスは役に立たない。
京大→日本生命みたいな人生だと、分からないのでしょう。
後半はエリート志向すぎて、興ざめした。
海外にたくさん行こう、なんて、裕福な人じゃないと無理だし、経済成長志向なのは、完全に時代遅れだし。
もう、この人の本を読むことは無いと思う。
総じて、そんなに苦労した人じゃないんだろうな、と思ってしまう本だった。
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